筑波山地域は自然の宝庫

  女体山 山頂からの眺望

日本ジオパークネットワーク(JGN)

筑波山地域が抱える“自然の宝庫”

 日本列島は、太平洋などの海域にたまった堆積物が西へ移動するプレートの沈み込みとともに当時の目本列島の源が位置していたユーラシア大陸束縁(現在の中国束部)に付加した岩石が、さらに中生代白亜紀以降に幾多の火成・変成作用を受けた複雑な地史を有しています。 

 筑波山から霞ケ浦にかけた地域には、生活に恵みを与えてくれる森や山、湖などの自然に支えられた営みであり、生き物、歴史と文化、風土や民俗、そして信仰など、多くのジオサイトが集まっている。日本百名山」のひとつで「西の富士、東の筑波」と並び称される筑波山は、信仰の対象として保護され、学術的にも珍しい植物や昆虫、野鳥も数多く見られる貴重な“自然の宝庫”です。

      秋の筑波山 11月下旬

 筑波山のおよそ7千万年の時問を経た稲田石や筑波石が、氷河時代から現在にいたる山と平野と海の歴史を見下ろしている。現在の関束平野と東京湾の生い立ちが残されている霞ケ浦のまわりには、夕陽を受けた筑波山の“紫峰”を見上げながら刻まれた、地形と風土、そして文化の記憶が多く残されています。

           【筑波山地域の地形】


筑波山は噴火しない安全な山

 関東平野の北東部にそびえ立つ筑波山は、裾野を引いた姿の美しさから紫峰とも呼ばれ、和歌にも詠み込まれるなど古くから知られている山である。日本百名山の一つにも数えられていまる。最近では、日本地質百選にも選ばれた山である。

 筑波山は、マグマが地下深くで固まった深成岩でできている山である。したがって、よく火山と間違われるが、筑波山は噴火しない安全な山である。

       全国47火山の現況

 【参考文献】

  筑波山地域ジオパーク推進協議会・つくば市ジオパーク推進室  『めざせ!筑波山地域ジオパーク』

          同上  『筑波山地域ジオパーク構想』