天皇、皇后両陛下が常総市を訪問、1日

 天皇、皇后両陛下は1日、鬼怒川の決壊で甚大な浸水被害を受けた茨城県常総市を訪問し、被災者らを見舞われた。厳しい避難所生活を続ける被災者を見舞いたいと、早期の訪問を希望された。両陛下は、市役所石下庁舎で、橋本昌知事と高杉徹市長から被災状況の説明を受けた後、鬼怒川の堤防が決壊した三坂町地区を視察した。

 雨が降りしきる午後3時過ぎ、堤防決壊現場に到着し、流された家の残骸や寸断された県道など水害の生々しい爪痕を視察された。この地区で男性が濁流にのまれて亡くなったと聞くと、傘を閉じ、雨にぬれながら深々と黙礼された。 

       天皇、皇后陛下 常総市訪問 (1日19時のNHK TV放映)



  続いて両陛下は、約180人が避難生活を送る同市の宿泊学習施設「水海道あすなろの里」を訪問された。腰まで水につかりながら歩いて避難した女性や、足をけがした母とともにヘリコプターで救助された男性らに対し、天皇陛下は「怖い思いをされたでしょう」と気遣い、「大変だと思いますが、元気で復興に向かって進んでいかれることを願っています」と話された。 

 皇后さまは、ヘリで倒壊寸前の民家などから住民を救助した自衛隊員に「大勢を救ってくれてありがとう」とねぎらわれた。 

【常総市】

 鬼怒川水害対策義捐金の受付口座が、下記の7つの金融機関で開設されています。

 ・筑波銀行

 ・常陽銀行

 ・東日本銀行

 ・常総ひかり農業協同組合

 ・茨城県信用組合

 ・結城信用金庫

 ・中央労働金庫

  詳しくは下記リンク先をご確認ください

    http://www.city.joso.lg.jp/kinkyu/1442213688196.html