伊勢志摩サミットを控えSATが合同訓練

つくば市で科学技術大臣会合開催

 来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で警備にあたる警視庁と神奈川県警の特殊急襲部隊(SAT)も合同訓練が12月22日、東京都内で初公開された。テロリストとの市街地での市外戦を想定したものでテロリストを標的にした的にサブマシンガンを発射した。また、100m離れた所から狙撃する訓練も行われた。


 つくば市では科学技術大臣会合が開催されるが、参加各国はいずれもイスラムのテロ集団ISがテロ攻撃の対象と宣告した国である。会合参加各国の要人が一同に会するサミットはテロリストにとって恰好の”標的”となるので従来以上に、万全な警備が求められる。

 

 特に茨城県には空港、港湾、鉄道だけでなく原発もあるので、テロリストとの小火器を使った地上戦だけでなく、脅威は海上や空からのドローンを使った攻撃、化学兵器対処、ハイジャック及びインフラをマヒさせるサイバーテロなど広範多岐にわたる。警察や海上保安庁で対処不可能な空からの攻撃や海からの隠密な侵入・攻撃に対しては自衛隊の対空火器の配備と海上自衛隊の警備が不可欠である。