平成28年2月24日
会合では6つの議題(アジェンダ)で討議が行われまる。
G7茨城・つくば科学技術大臣会合のアジェンダ
2016年2月19日,内閣府から「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」の議題(アジェンダ)が発表された。
アジェンダの設定は,Gサイエンス学術会議会合や科学技術イノベーション(STI)に関する国際会議等における議論の動向を踏まえ,SDGs(国連持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)やCOP21(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)をフレームワークとする地球規模課題の解決に向けた国際連携・強調,さらには伊勢志摩サミットにつながるよう各国,関係者と調整を進めてきた。
アジェンダの設定を踏まえ,引き続き,各国と課題毎に国際協力の枠組みや政策的な合意内容等について,調整等を行っていくこととしている。
《アジェンダ》
1 Global Health
保健医療と科学技術 ~最新医療技術開発の促進と地球規模課題の解決を目指して~
2 Gender and Human Resource Development for STI
次代を担う科学技術イノベーション人材の育成
~人材の多様性,流動性の確保と女性活躍の拡大に向けて~
3 Future of the Seas and Oceans
海洋の未来:科学的知見に基づく海洋のガバナンスの確立に向けて
4 Clean Energy
革新的エネルギー技術開発:2050年を見据えた革新的技術の開発,導入に向けた
取組促進
5 Inclusive Innovation
持続可能な経済成長モデルの構築 ~格差のない社会を目指して~
6 Open Science
サイエンスの新たな時代の幕開け
~社会全体のイノベーションシステムの強化を目指して~
アジェンダ決定に係る市原健一市長のコメント
アジェンダ決定を受けた市原市長のコメント
本日,内閣府より,G7茨城・つくば科学技術大臣会合(以下「G7大臣会合」という。)のアジェンダが決定した旨の報道発表がありました。
アジェンダは,「保健医療と科学技術」,「次代を担う科学技術イノベーション人材の育成」,「革新的エネルギー技術開発」等の6つで構成されています。いずれも国際的に重要な課題であり,G7各国の連帯に基づく,広範な国際連携・協力により,取り組まなければなりません。
これらの重要な課題についてのG7大臣会合での議論の結果は,ここ茨城・つくばから共同声明として世界に発信されます。これにより,科学技術の国際取組が促進され,地球規模課題の解決や世界平和への構築等に大きく貢献していくことを考えると,とても光栄であり,大変うれしく思います。また,これらのアジェンダには,つくばにとっての重要課題も含まれます。
発信される共同声明は,つくばでの高齢化への対応や,集積する科学技術イノベーション人材の活躍促進,環境モデル都市としての温室効果ガスの大幅削減等,つくばでの今後の取組の参考になるものと期待しています。
つくばでは,G7大臣会合の成功に向けて,引き続き,内閣府等の日本政府,茨城県を含むG7大臣会合推進協議会,関係機関等と密に連携を図りながら,開催支援等の取組を進めていきたいと思います。