筑波山地域ジオパーク構想

ジオパークとは

 ジオパークは地球活動の遺産を主な見所とする自然の中の公園です。ジオパークは、ユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより、世界各国で推進されています。ジオパークは、以下のように定められている。

・地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、明瞭に境界を定められた地域である。

・公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。

・ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。

・博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及活動を行う。

・それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。

・世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させる。

・これらに加えて防災への取り組みも重視されるようになっています。20086月にドイツのオスナブリュックで開催された第3回ユネスコ国際ジオパーク会議では、会議の終わりに採択された宣言に、「地質災害に関して社会と知識を共有するためにジオパークが役に立つ」という趣旨の一文が盛り込まれた。

ジオパークに相応しい地域

 ジオパークに相応しい地域とは、地域の住民が地元にある地球の自然環境に気付き、その意味や重要性を理解し、保護し活用していこうという意識が芽生え、発展させる取り組みを行っている地域と言われている。

 ジオパークに認定されると、国内はもとより世界に向けて、この地域特有の魅カを発信する機会が増え、ツアーや各種関連イベントの開催や商品開発などを推進しジオパークの魅力をさらに高めることができます。筑波山ジオパーク構想において、筑波山はシンボル的存在であり、また筑波山とガマの油売り口上は不可分の観光資源といえる。 

【筑波山ジオパークエリア】

 20128月、つくば市など6つの自治体からなる筑波山地域ジオパーク推進協議会発足以来、“筑波山地域”を「ジオパーク(大地の公園)」の認定を受けるべく、本地域の大地の遺産である関東平野、筑波、霞ケ浦の価値と魅力を検討・発信する活動を続けてきた。
 2015430日、筑波山地域ジオパーク推進協議会の定例総会が開催され、従来、6市長を中心とする10名で構成されていた協議会に、新たに民間機関や市民団来の方々など15名が加わり、合計25名の新体制が発足した。これにともない、つくば市が担当していた事務局を6市で構成することになった。

2016年9月9日、「筑波山地域ジオパーク」誕生!

 今年4月にそれぞれの活動報告を含む日本ジオパーク申請書を提出し、5月のプレゼンテーション審査を経て、823日から24日の2日間にわたり、審査員3名による現地審査が行われた。現地審査当日は、ジオガイドによる筑波山及び土浦、霞ヶ浦沿岸のジオサイトを案内したほか、ジオパーク活動の3本の柱である「保全」「観光」「教育」に拘るこれまでの取り組み等について、審査委員から協議会構成の6市の市長や事務局、各部会に聞きとり行われた。

 

日本ジオパークによる認定理由は、下記のとおりである。

 筑波山地域ジオパークは、関東平野にそびえる筑波山、関東平野を構成する海成段丘や低地、日本有数の海跡湖である霞ケ浦に関するジオサイトを多く有する。前回審査において認定見送りとなったことを受けて、地域を代表する景観である関東平野、筑波山、霞ケ浦を軸とした新しいテーマを構築した。

 自治体を超えて住民同士が繋がったことで、保全活動がさらに活性化し、日本ジオパークネットワークにおける地域資源保全への貢献も期待される。また、広大な関東平野や筑波山の生い立ちについて考え、日本国内外の平野との相違に気がつくことにより、水害や地震といった災害に頻繁に見舞われる日本の平野で暮らすことを改めて意識できるジオパークとなることも期待される。

 最先端の研究機関との連携や研究学園都市住民へのジオパークの浸透が今後さらに進むことで地域資源の学術的価値の向上や、ジオパークで育った子供達が世界に羽ばたきジオパークを広めていくことも期待される。以上により日本ジオパークとして認定する。」

 

 今回、筑波山地域が認定されたのは、日本一の面積を持つ平野である関東平野を見どころの一つに入れたこと、市民や市民団体の盛り上がりが高まっていることが、高く評価された。まt、ジオサポーターズの登録数も2.239名(20169月現在)となり、サポーターズの応援が高まったことが認定に大きく貢献したようである。

 

 筑波山地ジオパークの誕生により、筑波山地域ではつくば市、石岡市、笠間市、桜川市、土浦市、霞ケ浦市の6市による新たな広域連携と地域振興が始まる。

 

 

 なお、筑波山地域以外で新たに認定された地域は、箱根ジオパーク(神奈川県)、下北ジオパーク(青森県)、浅間山北麓ジオパーク及び鳥海・飛島ジオパーク(山形県・秋田県)である。

世界に向かって つくば市の魅力を発信

  20165月の主要国会議「伊勢志摩サミット」に合わせつくば市で科学技術大臣会合が開催された。科学技術大臣会合開催は,会議開催に伴う経済効果が発生するほか,国際科学技術都市であるつくば市や,自然,文化,食の豊かな茨城県の魅力を世界に発信する絶好の機会となった。

また2019年には茨城県で国民体育大会、2020年には東京オリンピックが開催される。国の内外から訪れる多数の観光客に茨城県やつくば市の魅力を紹介したいと考えている。

   筑波山ガマの油売り口上は

    つくば市認定地域無形民俗文化財です。

   「筑波山ガマの油売り口上」は、平成25117日、

     つくば市認定地域無形民俗文化財に認定された。

                       (つくば市認定地域文化財規則第3条)           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 【認定の目的】
 文化財保護法等に基づく指定文化財以外で、「つくば市内に存する文化財のうち地域の歴史として慣れ親しまれ,継承されてきた価値あるもの」を「つくば市認定地域無形民俗文化財」に認定し、地域文化の振興に活用し、市民が広く地域の歴史や伝統に触れる機会を提供する。

                       (つくば市認定地域文化財規則)    


   ガマの油売り口上 名人 永井兵助 

    初代   永井兵助 筑波郡永井村(旧、新治村大字永井)

2

~第15代 不祥 

16代  倉持忠助  

17代  稲葉卯之吉  

           [保存会設立以降の名人]

(注) ガマの油売り口上の初代名人・永井兵助は言い伝えられているにも関わらず、2代目以降、15代まで名人らしい人物が実在したのか、実在したが言い伝えられていないのか、真相は不明である。夏目漱石は、明治45(1912)年1月1日から4月29日の間、「朝日新聞」に連載した小説『彼岸過迄』の中で浅草における長井兵助の演武を記述している。また、彼には明治30(1897)年に作った俳句「抜くは井兵助の大刀春の風」が有る。それ以外には兵助の消息に関する文献は見当たらない。


第19代 吉岡名人の演技

   ガマ口上保存会の設立

   保存会設立の趣旨

                                         平成11年7月17日

【保存会 設立趣意書】 

 紫峰筑波山は、万葉のいにしえから人々に親しまれてきた歴史ある山である。その筑波山に伝わる「ガマの油売り口上」は、筑波郡永井村の兵助、すなわち初代永井兵助によると伝えられている。  

 昭和21年、終戦後の混乱の中で、地元観光協会有志により筑波山の観光の目玉として「ガマの油売り口上」を広く宣伝することになった。平成11年で第51回をむかえた関東の奇祭「ガマまつり」も盛大に開催され、多くの観光客が筑波山での一日を楽しんだ。  

 ガマの油売り口上は、18代永井兵助さん(岡野寛人氏)の茨城国民体育大会や筑波万国博覧会、その他全国各地への出演により、さらに広く知れわたることとなった。  

 この伝承芸能は、つくば市のみならず、茨城県の伝承芸能であり、愛好者のすそのを広げて、後継者の指導・育成をはかっていきたいと観光協会関係者、地元有志により保存会の設置を検討されたのである。 

 幸いにして、現現、伝承芸能としての「ガマの油売り口上」に取り組む人たちが増えてきている。それに応えるためにも保存会を設立し、定例的に研修や情報交換が容易に行なえるようにしたい。また、そのことにより、広い知識を身に付け、技能を継承するとともに、地元の観光の活性化に貢献できるように協力をはかっていきたいと考えたのである。以上のような趣意により伝承芸能「ガマの油売り口上」保存会の設立をはかるに至った。


        保存会設立の頃 「おたちあい」の様子


   設立時の役員(発起人)

                     平成11年7月17日

            岡野 寛人   名誉会長 
         水谷 七郎   会長 

         青木 利夫   副会長  

         吉岡 久子   副会長 

         鈴木 博夫   事務局長  

         鮏川 健次   
         稲葉 利夫

        神田 幸一  

   筑波山ガマ口上保存会事務局

            会長       大久保勝弘

                  

         ℡:                   029-896-5107

         ファックス:       029-896-5107

                        ホームページ:http://nagaihyousuke.gamagaeru.jp

                        メール:            gama-hozonkai@tsukuba.eeyo.jp          

           筑波山地域ジオパーク推進協議会 サポーター

      常陸周明

      ℡ 029-874-1607

 [リンク]

    筑波山神社