”いばらき大使”が百名山・筑波山中腹にメガソーラー設置

「いばらき大使」とは 
 太陽光発電施設事業者「センチュリー・エナジー」の経営者は茨城県の魅力を県外にPRする「いばらぎ大使」を務めている。
 茨城県のHPによると「いばらき大使とは、各界で活躍している茨城県出身者あるいは本県にゆかりのある方で、県外居住者を対象に委嘱し、茨城県の魅力や良さを、様々な機会を通じて広く県外の皆様にPRし
ていただこうとするものです。」とある。



 いばらき大使は茨城県の魅力や良さを、様々な機会を通じて広く県外の人々にPRする役を付託された人、歴史あり,自然あり,味覚あり,銘酒あり…。素晴らしい故郷の役に立っていただけると期待された人のはずである。茶色い山肌を露出させるとはだれも予想していなかった。しかも昨年9月に林の伐採が地元民に知らせず急ぐように行われた



 
 事業計画ではつくば市沼田の国定公園区域外の民有地役1万4000平方メートルに、6600枚の太陽光パネルを設置し、そう発電量1122キロワットのメガソーラーを設置、2月末までには稼働するとのことであるが、ガソーラーを設置する場所は土砂災害警戒区域内である。4月から電力の小売り自由化に間に合わせるため住民との話し合いをしなかった。
沼田の人々は山と水を大切につきあい生活を営んできた。百名山の筑波山、その中腹の山肌を切り開きメガソーラーを設置するのは反社会的事業といっても過言でない。

       茨城県のHP「いばらき大使の紹介(2)実業界」から   
 

いばらぎ大使の方々の言葉
 

●茨城県は自然条件に恵まれ、農業・漁業・工業等が充実し、科学技術でも最先端の施設が集積しています。その上,道路網も良く張り巡らされています。これらは,茨城県が毎年発行する「茨城早わかり」で全国トップレベルにあることがデータで示されています。

しかし,そのことを肌で感じている人は案外少ないのではないでしょうか。

対策として上下水道,医療等生活環境をもっと充実させれば,誰もが住みたくなる茨城になるのではないでしょうか。

茨城県は実力ある大県であるとは思いますが、茨城のオンリーワンは何か,魅力は何かと問われると、答えに困ることがあります。皆の智恵をお借りしてセールスポイントを見出し、PRに努めたいと思います。 


●都内の料理店,居酒屋等に行きますと,生産県が書き出されているお店が大変多くなっています。特に野菜等は茨城県のものが多く、目立ちます。我が県がこんなに幅広く出荷されているのに驚いている次第です。 

 

●高速道路の整備や茨城空港の開港により、本県への期待が高まってきております。本県の発展のため,我々もできるだけサポートしてまいります。
「蒔かぬ種は生えぬ。日はまた昇る。」の信念でともに頑張りましょう。 

 

●関西地域に於ける「茨城」の知名度がやっと上がってきましたが,まだまだの感があります。いばらき大使の責任としては勿論ですが,関西茨城県人会の名誉会長としても会員百数十名に対して知名度アップを呼びかけています。
県人会では,私達が共有する”ふるさと茨城の地縁”によって固く結ばれ,相互の人格を尊重しながら信頼を深め親睦をはかる中で、郷土茨城の発展に寄与する為の工夫と支援活動を進めているところです。 

 

●社員旅行や酒飲み友達との旅行に茨城を案内しています。足を運んだ人が皆,茨城のファンになってくれます。歴史あり,自然あり,味覚あり,銘酒あり…。素晴らしい故郷の役に立ちたいと思います。 

 

●僕にとって,茨城県は,かけがえのない心のふるさとです。30歳で起業をし、世界を跳び回るうちに、「日本人」であることを強く意識するようになった僕が辿り着く原点は、いつも故郷水戸の思想や原風景でした。 

 

●歴史的面白みが豊富で、文化的価値も高い茨城県の皆様が、「がんばっぺ」の精神で震災後も頑張っておられる姿に負けぬよう精一杯,ふるさと茨城をPRすることで「いばらき大使」を務めて参ります。 

 

●小学校から高校までの教育を受け、茨城に生活した者として、歴史と伝統ある茨城を大いに盛り立てていこうと思います。 

●猛暑の夏!ふるさとの皆様へ,書中お見舞い申し上げます。1945年(昭和20年)の夏も猛暑でした。日本は敗戦国となり,県土すべて破壊され荒涼たる中で,県民は次世代を目指し,生産問題に精力を注いでいた先達(大人たち)の姿が目に浮かんでまいります。戦後70年という現在,県(民)も大きく変貌しその発展は目覚ましいものがございます。山紫水明の土地柄を大切に!!                         

 

●「個性と創造性」誰もが健やかに笑顔で暮らせる活力+社会実現に応援しています。 

 

●東京で飲食業をしていますと,茨城がいかに食材の宝庫であるか実感させられます。県内外に茨城の農水産品を紹介していきたいと思います。 

ふるさとはだれにもある
 「故郷はだれにもある故郷は私たち自身だ。空気や時間と同じように、万人の共有財産だ。故郷は生活の根源だ。人々が生まれ、生き、絶えてゆく母であり、墓場だ。そこには先人の刻み込んだ足跡がある。心理や思想も埋もれている。」とは、筑波書林の「文庫誕生のことば」である。

 ソーラーパネルの設置を急ぐ“いばらき大使”は何を思っているのだろうか。